3-18 -1 Day8 明けない夜はない、陽はまた昇る



3/18 - 1

深夜に姉からの
「破水した、これから入院」

というメール。
本当に、本当に心配になる。
どうか、どうか無事に産まれてほしい。

中々寝付けないでいるうちに外がぼんやり明るくなってきて、
朝がやってきた。

寝るのはあきらめてそのまま起きる。
朝に隣のお寺で炊出しがあると聞き、
その手伝いや支援物資のまとめを手伝う。




水が沢山届いて、町内のみんなの顔に喜びが見えた。
生きて再会出来た人が抱き合って喜んでいた。
ガツガツと掃除を始めている。

やる気が出てきた。

そんな中に電話が鳴った。仙台に住んでいる
オーストラリア人のジェイソンからだった。

色々と話をすると、今石巻に向かっているようで、
Save The Childrenの事務局を石巻に置くから、
議員さんを紹介してくれと言われ、電波が悪くなり電話が切れる。

急に言われても。。。と思い、親父に相談すると、
安否が取れている近所に住んでいる県会議員さんがいるから
その人にコンタクトを取ろうということになる。

石巻小学校で待ち合わせをしようと、再度ジェイソンから
連絡があり指定の時間に合わせて小学校へ向かう。

その間にも色々な知っている顔が、
リュックサックを背負って町を歩いているので、
お互いの無事を喜び、各々の地域での情報交換をする。

人が生きているっていうだけで嬉しい。

小学校に着くが、ジェイソンはまだ来ていない。







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