庭を作った。 その2 「解体」

2011年 7月に入って、道路に面している工場の解体が始まった。
道路に面しているから危険だという市の判断で早く解体を請け負った
壊し屋さんがうちに来た。
道路には、流されてきたのか、まだ持ち主の判らない車がある。


僕が生まれる前からずーっと建っていた工場、
そこにある、セメントタンクがどーんと、なぎ倒された。
よくこの上に登って、夏に毎年ある石巻川開き祭りの花火を見たりしてた
思い出を始め色々な物を胸にしっかりと閉まった。


それから数日で工場があった場所、その中にあった
姉のステンドグラス工房もきれいさっぱりと、更地になった。


壊し屋さんはとても忙しい。
その中の一人が、頑張って次の奥の家(祖父母の家)の解体も
早く来られるようにするのでもう少し待っててくださいと言い残し、
去って行きました。

つづく

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