4月にあった石巻の「つるの湯祭り」のこと。 その3

 「詳細が決まったら連絡します!」

 と、さっこちゃん。

 さてさて。4月の下旬にさしかかり、いよいよ一週間を切ったところで
 連絡がまだありませんでした。ちょっと不安。
 でも、街をあるくと「つるの湯祭り」のことを結構みんな知っていて
 結構浸透しているみたい。


 色々と何か僕も運営や機材とかで手伝えることがあれば手伝うつもりだったけれど
 大丈夫なのかな?と、お気楽に考えています。

 前日になり、水川千春さんが石巻に入っていて住吉神社の
 集会所で寝泊まりして色々準備をしているから、
 打合せに来てほしいと連絡を受ける。


 実は、その時まで社殿の中で出来るのかどうかも僕は解らない状態でした(笑)
 それに神主さんや総代さんにもご挨拶もしたいと、
 水川さん、さっこちゃんそして僕の3人で行こうと連絡をして
 待ち合わせ時間に水川さんと久しぶりに再会。なんか、ちょっと感動。


 しかし、さっこちゃんが居ない・・・。
 そうすると、わわ〜〜〜っ!と声と同時にドタドタドター!っと
 足音を立てて、さっこちゃんが走って来ました。

 と、思いきや、ちょっと挨拶にいってきまーす!と、風の様に去っていきました。



  あれ?


 水川さんと僕は二人でポカンとしていました。
 さっこちゃん、電話ももう繫がらない。

 とりあえず、ぼーっとしていてもアレなので、色々とお手伝いをしました。



 これは一体何になるのだろう・・・??



 平川渚さんが 住吉公園の離れ島の装飾をしている。



 大工のおじいちゃんが指揮を取って何かが作られている。



 古いシーツ等を縫い合わせて作った幟。とても素敵なアイデア。


 書家の豚星なつみ (ピッグスターなつみ)さんが幟に墨入れ。


 Photo by 中村寛史さん


 ふ、風呂桶だ。 



 みんな、なんというかとても馴染んでいるので、
 石巻の人なのかな?と思い声をかけると、

 「東京方面からきました〜」

 「大阪からきましたー」

 「由布院からきましたーー」

 と、かなり遠くから来てくれている人達ばかりでした。

 みんな、一人ひとり、さっこちゃんに声をかけられて、つるの湯祭りに参加しようと
 思ったんだそうです。なんということだ。


 そして、風の様に去ったさっこちゃんは、まだ戻ってこない。

 なんということだ。



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