4月にあった石巻の「つるの湯祭り」のこと。 その5

 朝の10:00から神事が始まって祭りが始まる。

 とりあえずの所、8:00に神社に顔をだしてみんなに挨拶した。
 社殿は鍵がかかっていた。


 あれ??


 社殿は開けっ放しの筈では。。。

 水川さん、さっこちゃんを探しだして伝える。彼女達もびっくり。
 とりあえず近所に住んでいる総代さんの家に行って鍵を借りることにした。


 総代さん「ん?昨日、女の子に鍵を貸しているから家にないんだけどなぁ」


 あれれ???


 水川さん、さっこちゃん、総代さんと僕と4人で顔が青くなる。
 兎に角探しまわった。
 すると、スタッフの子が鍵をかけていたみたいで、社務所の中に鍵があった。
 
 ちょっと肝が冷えたが、一同胸を撫で下ろす。

 気を取り直して。

 社殿の中に入り、神様にご挨拶、戸を開けて光を入れる。

 PAを設置、水の準備、炙り台の準備、楽器の準備。
 大体終わる頃にもう時間が来ていた。

 宮司さんも来る。

 「あれ、yukkiって四倉さんだったの?(笑)」

 やっぱり、知っている宮司さん、思った通りの反応(笑)
 よろしくお願いします。


 サウンドチェックが出来なかったのがアレだけれど、なんとかいけるか。

 神事開始の号令で人がいっぱい社殿に集まる。
 結構凄い人数で、なかなか狭い空間になった。これもまた良き祭り。

 水川さんの呼吸に合わせて読みながら、僕も水を使って演奏をしました。
 始めは口を叩き水っぽい音をエフェクトで作ろうかと思ったけれど、
 今回は海、風呂の水じゃないといけないなと思い、そうしました。

 





  (photos by 中村寛史)

 一つの炙り出しの絵が出来ました。
 
 この絵は、社殿に飾っていただけることになり、本当に震えました。

 
 (photo from 日和アートセンター )
 
 

 無事に祭りも始まり、外もとても賑やかになりました。
 
 
 特別会長席に座り指揮をとるさっこちゃん。

 大工さん達が作っていたのはお風呂の山車だったのか!

 鐘つき堂ではライブ、DJもありました。

 「ゆっきー!」

 と、声をかけられる。
 umiumaのますみちゃんだった。
 
 震災後に一度だけあったきりで、中々会えなかった古い友人だ。
 色々と縁があって、この祭りで唄うとのこと。
 なんとー!

 「あれ〜?ゆっきー」

 と、目の前にいるのはTenniscoatsの植野さん。
 オーストラリアにいた頃に会って以来だったので実に3、4年ぶりだった。

 次々と知っている人が石巻の住吉神社に集結しているのが、
 とても不思議。そして、地元の顔なじみのおっちゃん達。
 その中心にさっこちゃんがいる。

 
 そんな不思議な祭りも夕方まで続き。

 夜に、神社の集会所で直会(なおらい)が行われました。


 直会に顔を出す前に、水川さんと二人で社殿の掃除。

 あのライブ炙り出し、実は二人共放心状態で何をどうやったのか、
 殆ど覚えていないのでした。

 ただただ、自然の畏怖、恵みの感謝、水、巴、混じりあい、新しいもの、引き継ぐもの、

 そういう感じが前日の海と、神事の祝詞を聴いてて思ったことで、
 ただひたすらそれに徹した表現、だったのかなと、後になって思ったりもすしました。


 ぽかーんとしながら、戸を開けたまま社殿の掃除していると、
 集会所から、わわ〜〜〜っ!っと
 笑い声と拍手が聞こえてきて、なんかそれが妙に胸に響いて涙が出て来ました。

 
 直会では、さんさ時雨など民謡をみんなで歌って呑んで、
 まぁ、僕が知っている、地元のいつもの直会(笑)それが良い。

 その後、みんなでつるの湯にいって汗を流す。

 お湯の直会。

 
 そして、じゃ、またね。とみんなそれぞれの地へ帰っていくのでした。

 このお祭り、また来年も続けたいなと、静かに思うのでした。




「つるの湯祭り」のこと  前へ 1 2 3 4 5

コメント