旧石巻ハリストス正教会堂が解体
昨日23日、日曜日に防護ネットを取り内部(1Fのみ)を一般公開していたので、
行ってきました。
震災当時、近くのお店や岡田劇場などみんな大津波で流されてしまった中、
旧石巻ハリストス正教会教会堂が残っているのを見て、
心がとても勇気づけられました。
そして、いつの間にか防護ネットがされ姿が見えなくなり、
数年という月日が経ちました。
久しぶりに見た時は、本当にこれまでの色々を思い出し、
ただただ立ち尽くしてしまいました。
先週末に知ったのですが、
3.11で被災した旧石巻ハリストス正教会教会堂の解体が決まったようでした。
将来的に移築復元をするという意向らしいのですが、
移築先をどうのこうの前に、日本最古の木造建築教会という歴史的文化財を
今までほぼ何もしていないということと、
その情報が出ていないことが問題だなと思いました。。。
地域の誇れる文化財は、誰のものでもなくみんなのものなので、
これからの先は行政と市民がちゃんと咬み合っていければ良いなと思います。
とある所から文化に費用対効果を求めるような声が聞こえるのがとても残念。
しっかりと、歴史、文化的価値観でものを見てから、それを運営するのに
どうすれば良いのか試行錯誤するという順番を間違えたらいけないのではと
思う今日このごろでした。
いつかまた、あの場所に、震災遺構としてではなく、
文化財としての教会堂と庭園が復活するのを願っています。
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